川口市の在宅看取り完全ガイド|流れ・費用・相談先まで解説

監修者 國﨑正造(医療法人社団川田会 理事長)

監修:國﨑正造(医療法人社団川田会 理事長) / 川田会 在宅診療部 在宅医療コラム

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川口市で在宅看取りを考えるとき最初に知っておきたいのは、訪問診療医が定期的に関わっていれば、住み慣れた自宅で最期を迎えることができ、深夜の急変時も慌てて救急車を呼ぶ必要はないという点です。さいたま市南区南本町の川田クリニック在宅診療部は、南浦和を中心に川口市を含む近隣エリアからのご相談にも対応し、外来から在宅医療まで同じ医療法人が切れ目なく伴走します。本記事では在宅看取りの流れ、費用の仕組み、深夜の対応、訪問診療と訪問看護の違いを分かりやすく解説します。

在宅看取りとは?何を選ぶことになるのか

在宅看取りとは、病院ではなく住み慣れた自宅で最期の時間を過ごし、そのまま自宅で亡くなることを指します。特別な手続きが必要というわけではなく、訪問診療を行う医師が定期的にご自宅へ通い、体調の変化を継続的に把握していることが前提となります。医師が生前から診療を続けていれば、ご逝去の際にも医師の診察によって死亡診断書を作成でき、警察の介入や事件性の疑いを心配する必要はありません。

在宅看取りを選ぶご家族の多くは「最期まで自分らしく過ごしてほしい」「住み慣れた環境で家族に囲まれて過ごしたい」という思いから選択されています。一方で、体調急変時への備えが必要になるため、訪問診療医との継続的な関わりと、訪問看護との連携が欠かせません。まずは在宅診療部やかかりつけ医に相談し、ご本人・ご家族の希望を共有することから始まります。

在宅看取りの流れは?亡くなる前後で何が起きるか

在宅看取りの流れは、大きく「予兆期」「看取りの瞬間」「死後の対応」の3段階に分かれます。予兆期には、食事量の減少、傾眠傾向、呼吸のリズムの変化など、体が最期に向けて準備を始めるサインが見られることが一般的です。訪問診療医・訪問看護師はこの時期に訪問頻度を増やし、ご家族に今後の見通しと、いざという時の連絡先を改めて共有します。

ご逝去の際は、119番(救急車)ではなく、まずかかりつけの訪問診療医または在宅診療部の緊急連絡先へ電話することが基本です。これは、心肺蘇生や搬送を前提とする救急要請とは異なり、在宅看取りでは自然な経過として看取ることを事前に共有しているためです。連絡を受けた医師がご自宅へ伺い、死亡確認と死亡診断書の作成を行います。深夜・早朝であっても、生前から継続的に診療を行っていた医師であれば対応可能です。その後、葬儀社への連絡など死後の手続きに進みます。

深夜に亡くなったら警察を呼ぶ必要がある?

結論から言うと、訪問診療医が生前から継続して診療していた方が自宅で亡くなった場合、深夜・早朝であっても原則として警察を呼ぶ必要はありません。医師法上、死亡診断は診療していた医師が行うことが基本とされており、生前の病状の経過から死亡が予測される自然な経過であれば、医師の診察によって死亡診断書が作成されます。

一方で、家族が慌てて119番通報をしてしまうと、救急隊は救命処置を前提に動くため、蘇生や搬送が行われたり、診療していた医師の関与が確認できない場合には警察による検視の対象になることがあります。そのため在宅看取りを選ぶ際は、事前に訪問診療医・訪問看護ステーションと「万が一の際の連絡先と手順」を確認しておくことが重要です。当院では在宅診療をご利用のご家族に、緊急時の連絡方法を事前にご案内しています。ご不安な点があれば、平日9:00〜17:00の受付時間内にお電話でご相談ください。

在宅看取り・在宅医療の費用はどれくらいかかる?

在宅看取りにかかる費用は、ご本人の年齢や所得区分に応じた公的医療保険・介護保険の自己負担割合によって決まり、自由診療のように高額な実費が発生する仕組みではありません。医療保険の自己負担割合は、69歳以下が3割、70〜74歳が2割(現役並み所得の方は3割)、75歳以上が1割(現役並み所得の方は3割)が原則です。訪問診療にはこの医療保険が適用され、定期的な訪問診療料に加えて、往診が必要になった際の往診料が加算されます。

介護保険を利用して訪問看護・訪問介護を組み合わせる場合、自己負担は原則1割(一定以上の所得がある方は2〜3割)です。また、医療費が一定額を超えた場合には高額療養費制度により自己負担額に上限が設けられる仕組みもあります。自己負担の総額は訪問回数や医療処置の内容によって変わるため、当院での金額の目安については、お問い合わせ時に個別にご案内しています。詳しくはお問い合わせフォームからご相談ください。

訪問診療と訪問看護の違いは?在宅看取りにどちらも必要?

訪問診療は医師が定期的にご自宅を訪問し、診断・処方・医療処置を行うもので、訪問看護は看護師が医師の指示のもとで療養上のケアや医療処置の補助を行うものです。在宅看取りでは、この二つが役割分担しながら連携することで、体調急変にも対応しやすい見守り体制を作ります。医師だけでは毎日の訪問は難しいため、日々の体調変化の観察やケアは訪問看護が担い、状態の変化があれば訪問診療医に報告・相談する流れが一般的です。

項目 訪問診療 訪問看護
担当者 医師 看護師
主な役割 診断・処方・医療処置・死亡診断 療養上の世話、医療処置の補助、体調観察
訪問頻度の目安 月2回程度+随時往診 週1〜数回程度(状態により調整)
適用される制度 医療保険(疾患により介護保険) 医療保険または介護保険

在宅看取りを検討する段階では、まず訪問診療医に相談し、そこから訪問看護ステーションとの連携を組み立てていくのが一般的な進め方です。当院のように外来から訪問診療まで同じ医療法人が対応する場合、これまでの診療経過を踏まえた連携がしやすいという特徴があります。

さいたま市南区・南浦和で在宅看取りを選ぶ際の基本情報

さいたま市南区・南浦和エリアで在宅看取りを検討する際は、外来からの経過を把握した医師が訪問診療も担当できるかが選択のポイントになります。川田クリニック在宅診療部(医療法人社団川田会)は、日本神経学会認定 神経内科専門医の常勤医師が在籍しており(訪問診療にも対応)、外来診療から訪問診療まで同じ医療法人が切れ目なく対応する体制を整えています。南浦和を中心に、南区・浦和・武蔵浦和・蕨に加え、川口市エリアからのご相談もお受けしています(訪問可否はご自宅の所在地により異なるため、まずはお問い合わせください)。ケアマネジャーや病院の地域連携室からのご相談も歓迎しています。

項目 内容
名称 川田クリニック 在宅診療部(医療法人社団 川田会)
所在地 〒336-0018 埼玉県さいたま市南区南本町2-22-2
電話番号(在宅医療専用) 048-606-4219
受付時間 平日9:00〜17:00(訪問診療のご相談受付)
休診日 土曜・日曜・祝日
アクセス JR京浜東北線・武蔵野線 南浦和駅 西口 徒歩4分
お問い合わせ https://kawata-zaitaku.com/contact.html

なお、川口市では市が主体となって在宅医療・介護連携推進事業を進めており、地域全体で在宅医療を支える体制づくりが行われています。訪問看護ステーションなど地域の在宅医療資源は、介護サービス情報公表システムなどの公的な検索サービスでも確認できます。

在宅看取りを迷ったときに、後悔しないために考えたいこと

「在宅で看取ることが本当に正しい選択なのか」「何かあったときに自分たちだけで対応できるのか」という不安は、在宅看取りを考えるご家族の多くが抱く自然な気持ちです。在宅看取りは、病院での治療を諦めることではなく、ご本人が望む場所・望む形で最期の時間を過ごすための選択肢のひとつです。訪問診療医・訪問看護が伴走するため、ご家族だけで医療的な判断を背負う必要はありません。

実際に在宅で看取られたご家族の多くが、最期まで一緒に過ごせたことへの安心感を語る一方、途中で不安になり入院に切り替えるケースもあります。どちらを選んでも間違いではなく、状況やご本人・ご家族の気持ちの変化に応じて選択肢を見直すことは十分に可能です。迷いや不安があれば、そのまま抱え込まず、訪問診療医やケアマネジャーに率直に相談することが、後悔を減らす一番の方法です。

よくある質問

深夜に家族が息を引き取ったのですが、すぐに救急車を呼んだ方がいいですか?

訪問診療医が生前から継続して診療していた場合、深夜・早朝であっても救急車ではなく、まずかかりつけの在宅診療部・訪問診療医の緊急連絡先へお電話ください。救急車を呼ぶと救命処置や搬送が前提となり、かえって混乱を招くことがあります。事前に緊急時の連絡方法を訪問診療医と確認しておくと安心です。

在宅看取りの費用は入院と比べて高くなりますか?

在宅看取りも入院と同様に公的医療保険・介護保険が適用されるため、自己負担割合は年齢や所得区分によって1〜3割が原則です。訪問回数や医療処置の内容によって総額は変わりますが、高額療養費制度により自己負担額に上限が設けられる仕組みもあります。具体的な見通しは診療内容によって異なるため、お問い合わせ時にご相談ください。

川口市に住んでいますが、南浦和の在宅診療部に訪問診療をお願いできますか?

南浦和を中心に、南区・浦和・武蔵浦和・蕨に加え、川口市エリアからのご相談も承っています。ただし訪問可否はご自宅の所在地や訪問体制によって異なるため、まずはお電話またはお問い合わせフォームからご相談ください。ケアマネジャーや病院の地域連携室からのご相談も歓迎しています。

訪問診療と訪問看護は両方契約する必要がありますか?

在宅看取りでは、医師による訪問診療と、看護師による訪問看護を組み合わせるケースが一般的です。訪問診療医が診断・処方・死亡診断などを担い、訪問看護が日々の体調観察やケアを担うことで、体調急変にも対応しやすい見守り体制になります。必要な組み合わせは病状によって異なるため、まずは訪問診療医にご相談ください。

在宅で看取ると決めた後も、途中で入院に切り替えることはできますか?

はい、可能です。在宅看取りは一度決めたら変更できないものではなく、ご本人やご家族の気持ち・状態の変化に応じて、途中で入院という選択肢に切り替えることもできます。迷いや不安を感じた際は抱え込まず、訪問診療医やケアマネジャーに率直に相談することをお勧めします。

まとめ

在宅看取りは、住み慣れた自宅で最期の時間を過ごすための選択肢であり、訪問診療医が継続的に関わっていれば、深夜の急変時も警察の介入を心配する必要はありません。費用は公的医療保険・介護保険の自己負担割合(原則1〜3割)で賄われ、訪問診療と訪問看護の連携が支えになります。川田クリニック在宅診療部は南浦和を中心に川口市エリアからのご相談にも対応しています。まずはお電話(048-606-4219、平日9:00〜17:00)またはお問い合わせフォームから、現在の状況をお聞かせください。

院長・内科医國﨑正造からのコメント

在宅看取りを選ばれるご家族には、「何かあったら救急車を呼ぶべきでは」という不安をよく伺います。生前から継続して診療している医師がいれば、深夜であってもご自宅へ伺い、落ち着いて死亡診断を行うことができます。大切なのは一人で抱え込まず、事前に連絡方法を確認しておくことです。私たちは外来から在宅医療まで、同じ医療法人として最期までご本人とご家族に寄り添いたいと考えています。

参考文献

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を代替するものではありません。症状がある場合は医療機関を受診してください。